「こう動かす」から「勝手にそうなる」へ
ここから先で扱うのは、新しい動きでも、特別なテクニックでもありません。
これまでのレベルで積み重ねてきた、同じ動きの「行き着く先」についての話です。
レベル1〜30では、「こう動かすとこうなる」という関係を意識的に作ってきました。
● クラブヘッドの動き
● それに対する体の関わり
● なぜその結果が出るのか
頭で理解し、実際に体を動かして確認する。
この段階では、まだ動きの選択肢が多く残っています。
レベル31以降で起きることは、少し違います。
やっていること自体は、これまでと同じです。
細かい説明はしますが、新しい動きを足しているわけでもありません。
それでも、
● 他の動きが噛み合わなくなる
● 余計なことをしようとすると崩れる
● 動きが増えすぎて再現できなくなる
といったことが起き始めます。
結果として、スイングは「勝手に」固定されていきます。
ここで言う「体の構造」とは、動きを縛るルールのことではありません。
試行錯誤を重ねた結果、成立しない動きが自然に排除された状態のことです。
正解を作ったのではなく「間違いが出来なくなった」ということです。
その状態を、後から言葉で整理しています。
最初から体の構造を理解しようとしても、意味はありません。
動きを経験していなければ、それはただの知識です。
このカテゴリは、レベル別で積み重ねてきた内容が繋がり、勝手に出来てしまう状態になることを確認する場所です。
ここまで来たあなたは、もう「どう動かすか」を足す段階を終えています。
必要なのは、動きを増やすことではありません。
増えない状態を理解することです。
体の構造は、近道ではありません。
迷いが入り込まなくなる場所です。
ここで扱う内容が腑に落ちたとき、スイングは「作るもの」ではなく「保たれるもの」に変わっていきます。